阿南市の借家内のトイレで孤独死が発生!清掃にかかる費用と作業内容とは?
- 作業前のトイレは体液と汚物で悲惨な状態です。
- 合掌してから清掃作業に取り掛かります。
- 洗浄を繰り返し、体液や汚物を除去していきます。
- 臭気を吸ったクロスは剝ぎ取り対応です。
- クロスを剥がした後はその下のボードに消臭剤を噴霧。
- トイレ個室内も同様の対応です。
- 固まってしまった汚物はスチームで溶かして対応です。
- トイレを中心にオゾン脱臭を行っております。
- 臭気吸着シートを敷き詰めて作業完了!
- 作業: 特殊清掃
- 人数: 2人
- 日数: 1日
- 参考費用: 179,943円(税込)
徳島県阿南市で1人暮らしをしていた母が、トイレで孤独死していました…。
亡くなってから数日後に発見されたようで、トイレの中はかなり汚れている状態。
母が住んでいた家は賃貸なので、早急に清掃する必要があります。
初めは自分で掃除しようと試みましたが、臭気が強く、衛生面が不安になったことと、なによりこの場所で母が亡くなったということをつらく感じ、手が付けられませんでした。
1人ではこれ以上掃除を進められないと判断したので、清掃業者を探すことに……。
インターネットで検索していると、リスクベネフィットさんという会社のホームページを見つけました。
さまざまな場所の特殊清掃に対応してきたらしく、とても評判が良いようです。
過去の清掃内容を見ると、入室前に合掌をしてくれるなど、故人への配慮もしっかりしているとのこと。
リスクベネフィットさんなら安心して、母の家の清掃をお願いできそうだと思い、早速申し込みの電話をしました。
トイレ内で孤独死した際の清掃費用
今回、かかった費用は18万円ほどでした。
費用の内訳は「孤独死清掃パック」が約8万円、オプションである「クロス剥ぎ」「死臭吸着シートの作業」が10万円です。
思っていたより安価にすませていただき、とても助かりました。
現場確認
過去の清掃内容で見ていた通り、到着したスタッフの方々はまず、亡くなった母に対して合掌してくださいました。
これが本当に嬉しかったです。
母はトイレで亡くなりましたが、トイレで孤独死が起きた場合、床下まで体液が浸透していることがほとんどとのこと。
そうなると、完全に臭気を取り除くためには便器を撤去したり、床板を剥がしたりする必要が出てきます。
しかしこの家はリフォームを考えているので、リスクベネフィットさんには表面上の清掃・消臭のみを依頼しました。
「孤独死清掃パック」の作業内容①消毒・汚染物除去
トイレに到着すると、体液のほか、糞便なども多数固着している状態でした。
リスクベネフィットさんは「確かにこれでは衛生面が不安になってしまいますよね」と言ってくれ、オリジナル消毒剤「RB酸水」の散布を開始。
しっかりと消毒を行ってから、除去作業に取り掛かってくださっていたので安心でした。
専用の機材と薬剤を使用しながら便器に傷がつかないよう配慮し、汚染物を除去していただきました。
「孤独死清掃パック」の作業内容②クロス剥ぎと死臭吸着シートの敷き詰め作業
汚染物を除去しても、強い臭気が残っていました。
狭い空間での孤独死は、臭気が強く残る傾向だそうです。
「原因の1つとして、壁紙が臭気を吸ってしまうんです」とリスクベネフィットさん。
この壁紙を残していては、いつまでも臭気が収まりませんので、トイレ内の壁紙・周辺の臭気を吸った壁紙を剥がしていただきました。
ここまでやってようやく、臭気が落ち着いてきたのです。
壁紙を剥ぎ終わると、オリジナル消臭剤の「ダンボ」を散布してオゾン燻蒸に移ります。
オゾンガスを発生させて臭気と反応させ、オゾンショックトリートメント法で除菌と完全消臭を行っていただきました。
体液が染み込んでしまったトイレの床板には、死臭吸着シートを敷きつめて、臭気が上がってこないようにしてくださいました。
このような作業のおかげで、気になっていた臭いはかなり薄くなりました。
母もきっと喜んでいると思います。
満足のいく清掃作業をしてくださり、ありがとうございました。