高松市浴槽での孤独死が発生。凄惨な現場の清掃はどのように行う?
- 施工前の様子。浴室内に体液が付いています。
- 浴室の物にも臭いが染み込んでいますので処分を行います。
- 換気扇のフィルターも臭いが染みつきますので消毒を行います。
- 水が漏れ出ている箇所も薬剤を染み込ませたウエスなどで、拭き取りを行います
- 浴槽のエプロンもカビなど、臭いの元となる場所を隅々まで薬剤を用いて拭いていきます。
- 排水溝も細菌など危険がありますので消毒を行います。
- 浴槽に水を張り、水質調査を行います。
- 安全に浴室内に入れるようになりました。
- 湯船も水質調査を行いましたので、安全です。
- 作業: 孤独死清掃
- 人数: 人
- 日数: 日
- 参考費用: 円(税込)
父は高齢で一人暮らし。
倒れたりしないだろうか、いつも心配していました。
しかし、その不安は的中してしまいした。
父の近所の方から「最近顔を見ない」と連絡を受けたのです。
急いで家に駆けつけてみると、すでに父は息を引き取っていました。
社会問題となっている孤独死が、ついに自分の身近なところでおこってしまったのです。
しかも父が亡くなっていたのは、浴槽の中。
あとから分かったのですが、ヒートショックが原因で入浴中に亡くなったとのこと。
その姿は衝撃的でした。
長時間湯船に浸っている状態だったので、体はふやけ変色し、色が変わってしまった湯船には肉片や毛が浮かんでいたのです。
しかも体はふくれ、異臭が立ちこめています。
その姿に衝撃を受けてしまい、立ちすくんでしまいました。
そして次第に「こんな悲惨な現場を片付けられるだろうか」という不安が襲ってきたのです。
必死で探した結果、孤独死現場の清掃など、特殊清掃の実績が豊富なリスクベネフィットさんを発見しました。
「最近では、浴槽死は交通事故よりも発生件数が多いんです。おまかせください!」と力強い言葉。
リスクベネフィットさんにお願いすることにしました。
1.浴室に消毒剤を空中散布
浴室は狭く風通しが悪いので、空中に細菌が浮遊している可能性があるそうです。
リスクベネフィットさんでは、作業開始時に消毒剤を空中散布することから始めました。
2.浴槽の縁を保護
浴槽の水が当たっていない部分は汚れていません。
作業時に傷つけたり汚したりしないよう、浴槽の縁などの汚れていない部分をしっかりと保護します。
リスクベネフィットさんのていねいな作業には感心しました。
3.浴槽の水を濾してから流す
浴槽の水には、死体からはがれ落ちた皮膚や肉片、毛などがたくさん浮いています。
ですからそのまま流すと、配管が詰まるなどのトラブルが発生します。
リスクベネフィットさんは浴槽の水をくんで、濾して固形物を除去してから水を流してくださるので安心できました。
4.薬品でシミを除去
水を流したあと、状況によっては浴槽にシミや汚れが残っていることがあります。
ここでリスクベネフィットさんは特殊な薬品を使用し、ていねいにシミの除去作業を行っていくのです。
浴槽死の汚れは人間の脂などが原因なので、非常に頑固なのだそう。
リスクベネフィットさんは複数の薬品を使い分け、何度も作業して、ていねいにシミを取り除いていくので驚きです。
5.水質調査
すべての清掃作業が完了し、驚くほどキレイになりました。
でもリスクベネフィットさんは、これで作業完了ではありません。
最後にふだんのように浴槽に水を張り、水質を調査します。
そして安心して利用できる状態と確認ができて、はじめて作業完了なのです。
「水質の検査まで行う特殊清掃業者は少ないですが、お客様が安心して利用できる状態にすることが大切だと考えています」というスタッフさんの話に、リスクベネフィットさんに任せて本当によかったなと思いました。
リスクベネフィットさん、本当にありがとうございました。
天国の父も喜んでいると思います。