福山市で特殊清掃をお願いすることに。孤独死現場のゴミの捨て方とは？

まさか父が孤独死だなんて…自分では清掃ができない…どうしよう

一人暮らしの父が孤独死したと連絡が来た時は驚きと同時に困惑しました。

しかし、近隣の方にご迷惑をおかけするわけにはいかないと仕事を休み、急いで駆けつけました。

父は賃貸アパートに住んでいたのですが、そこの大家さんが以前に同じ長屋で作業の依頼をしたというリスクベネフィットさんをご紹介いただきました。

家賃やリフォームの代金が必要になるのではないかと、費用面の心配があったのですが、大家さんが以前と同じようにこの部屋を貸す気はないため、近隣に迷惑が出ないようにしてくれればよいと言ってくださり、安心しました。

ゴミが散乱し、半ゴミ屋敷状態に…

父の部屋はごみが散乱し、半ゴミ屋敷状態になっていました。

スタッフの方曰く、孤独死される方の部屋がこのようになっていることは珍しくないということです。

健常者や若輩者の私は分からないのですが、歳を重ねると、だんだん通常の掃除やトイレ一つも重労働になるみたいなんです。

まずは入室前にスタッフの方の身を守るため、消毒作業が必要ということでした。

人間の血液や体液にはたくさんの病原体が潜んでいるため、スタッフの方の健康被害や二次感染予防、消臭対策も含めて、作業しやすい環境を整えるための初期処置を実施してくださいました。

そして、除菌・消毒をしながら室内に入り汚染源の確認をしてもらうのですが、初めに、高い殺菌効果のあるリスクベネフィットさんのオリジナル消毒液「ＲＢ酸水」を散布も対応いただきました。

オゾンガスを併用して、初期ダブル消毒を行い、作業環境を整えてもらうことで、オゾンが持つ強い消毒効果を発揮できるんだとか。

また臭気が漏れ出し近隣の住民の方へご迷惑をおかけしないよう、初期消臭も同時に行ってくださいました。

その後汚染物の撤去を行っていただきました。

室内はごみが散乱し、半ごみ屋敷化してしまっていたため、一つ一つ分別をし、遺品とゴミとを分けてくださいました。

ゴミが多数散乱した中の特殊清掃では様々なごみに体液が付いているため、一つ一つ丁寧に分別していく必要があり、これが非常に手間がかかる作業なのだとスタッフの方もおっしゃっていました。

キッチンのゴミ分別を進めていると、冷蔵庫の中には賞味期限の切れた食材や調味料、ペットボトルが大量にありました。

ペットボトルや調味料は中身が入っていると処分できないため、一つ一つ中身を出して処理をしてくださいました。

ゴミは自己搬入したのですが、スタッフの方とともに遺品整理をし、市区町村の処分法に従って処理までしてくださいました。

ゴミを撤去すると臭気も落ち着き、近隣の方に迷惑をかける心配もなさそうです。

ここまでゴミが散乱していると思っていなかったため、スタッフさんにお手伝いいただき、とても心強く助かりました。

本当にありがとうございました。