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広島市の市営住宅で死後1ヶ月以上経過した孤独死現場。原状回復の作業内容と費用は?

和室の畳の上でなくなっており、体液が残されています。
汚染された畳を起こして梱包していきます。
体液の染みこんだ敷居をタロウで洗浄していきます。
表面の洗浄は終わりましたが、染みこんでしまった体液から臭気が感じられます。
特殊な塗料でコーティング! 臭気を塞ぎこみます。
臭気を吸ってしまった壁紙を消臭の為に剥がしていきます。
大型家具も階段を使って運び出していきます。
大切そうな書類は処分せずに後日遺族にお渡ししました。
オゾン発生器【タイガー】を使って消臭作業です。

もっと早く気がついていたら…

私には広島県広島市に住む叔父がいたのですが、市営住宅の一室で孤独死を迎えてしまっていたのです。

しかも死後1ヵ月以上たっていたとのこと。

近隣から異臭がするとの声があり、市の職員の方が様子を見に行ったところ叔父が亡くなっていたとのことです。

しばらくは近隣対策として、さまざまな消臭剤などを振りかけていたのですが、効果は感じられず困ってしまいました。

そこで職員の方と相談しながら特殊清掃業者を探し、ようやく行き着いたのがリスクベネフィット様でした。

私が遠方に住んでいて伺うことができないため、代理で職員の方に最終確認していただくことが可能なのかも相談。

すると、「大丈夫ですよ!しっかり清掃しますのでご安心してくださいね。」と力強く返答してくださったのです。

少なからず私にも直接行けないもどかしさがあったので、そう言ってくださることで安心感を得られました。

 

孤独死の現場での作業方法とは?

今回行っていただいた作業は、以下の通りです。

①特殊清掃

そもそも死後1ヵ月以上経過しているので、臭いがひどい状態。

玄関前に立つだけでも臭気を少し感じるほどでした。

叔父は畳の上で亡くなっており、畳はたっぷりと液や血液を吸い込んだ状態。

汚染された畳を入念に梱包し、臭気や細菌の拡散を防いでくださいました。

叔父の周りには脱ぎ散らかした衣類などもそのまま残っており、同じように梱包してようやく正確な汚染範囲が確認できたそうです。

また、死後かなり経過していたことから、畳の下や敷居の一部にまで体液が染み込んだ状態。

取り外しも不可能な場所だったので洗浄した後、特殊なコーティング剤「シャダーン」で臭気を封じ込めてくださいました。

 

②遺品整理と仕上げ

清掃が済んだ後は遺品整理をしていただきます。

地域のルールに従って分別し、市で一般廃棄物収集運搬の許可を得ている業者へと引き渡していただきました。

リスクベネフィット様で分別作業や運び出しを行うことで、私の支払いを少しでも減らせるようにしていただき感謝しています。

こういった配慮は大変ありがたく感じました。

そしてオゾン発生器【タイガー】というものを使ってオゾン燻蒸を行い消臭作業をして仕上げです。

こちらは大型の火災現場にも用いられるほどの機器だそうで、効果は抜群とのこと。

近隣への対策も完璧で非常に助かります。

最終日に市職員の方に臭気確認後、無事に終了したとの連絡をいただき非常に安心しました。

 

原状回復費用は?

これだけの対応をしていただきましたが、かかった費用の総額は税込581,742円でした。

思っていた以上に安価でしたし、今回のように遠方で現場へと行くことができなくても、しっかりとリスクベネフィット様が対応してくださったのでスムーズに進めることができました。

金額の面で少しでも負担を減らそうと配慮していただいたり、丁寧に色々教えてくださったりして、自信を持っておすすめできる業者様だと感じました。

  • 作業: 特殊清掃+遺品整理+原状回復
  • 人数: 6人
  • 日数: 2日
  • 参考費用: 581,742円(税込)